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1TRエンジン 冷却水漏れ ウォーターバイパスパイプ交換

今回は、【Ⅰ型Ⅱ型】ハイエース等に搭載されているガソリンエンジン(1TR)の冷却水漏れ修理についてご紹介致します。

ハイエースの冷却水漏れ修理は、数台行っているのですが、今回はトヨエーストラックになります。

こちらも同型エンジンが搭載され、ウォーターバイパスパイプ劣化による冷却水漏れが起こっていました。

早速、作業にとりかかります。

まずは助手席側のシートを取り外します。

これでエンジン上部の作業が行いやすくなりました。

トヨエースはエンジン後側のカバーも取り外せるので、より広く作業スペースを確保することができます。

ハーネスやパイプの本数も多いですが、断線等させないよう、一つずつ気を付けて取り外していきます。

インマニ下の取付ボルトは見えにくい場所にありますが、タイヤハウス側から取り外しました。

インマニを取り外すことで、やっとウォーターバイパスパイプが見えるようになりました。

サーモスタット横の、この部分が劣化し冷却水漏れが起こります。

バイパスパイプの分岐部分も同様に劣化しているので、交換時に軽く力を加えただけで折れてしまいます。

車両に付いていたバイパスパイプと、これから交換するバイパスパイプですが、材質も違いますので対策されているのがわかります。

新品のバイパスパイプを取り付けたら、逆の手順で組付けていきます。

最後に冷却水交換と漏れが無いことを確認し作業完了です!!

この型のエンジンは、バイパスパイプを一本交換するのに様々な部品を取り外さなければなりませんが、

走行距離も多くなりがちな業務使用車にも搭載される丈夫なエンジンです!

走行距離15万kmオーバーでも元気に走る車両もたくさんあるので、しっかりメンテナンスをおこない、働く車を長持ちさせたいですね♪